ヘバーデン結節の治療:リハビリ
当クリニックでは、手や肘のリハビリを専門とするハンドセラピストが在籍しており、ヘバーデン結節に対するリハビリも行っています。
スプリント

関節を固定して負担を減らしたり、変形の進行を予防します。
夜間にスプリントを3~6ヶ月装着することで、痛みと動きが改善したという質の高い報告があります1。夜間のみであれば、あまり邪魔になりませんし、長く続けられる方が多いです。
当クリニックでは、ハンドセラピストが患者さんの指の形・ニーズにあわせ、オーダーメイドでスプリントを作成しています。
テーピング
ご自身で出来る簡単な方法です。日中にスプリントを装着出来ない方に良い方法です。
具体的な方法はコチラをご覧ください。
セルフエクササイズ・補助具の使用
変形性関節症の痛みと握力は相関するとされており、関節の動きを柔らかくしたり、握力をつけるエクササイズが有効です。
痛みをともなうエクササイズは逆効果ですので、患者さんそれぞれにあった方法を、ハンドセラピストが提案いたします。
手に負担のかかりにくい補助具もありますので、無理に力を使わず、道具に頼ることも有効です。
(文責:院長)
参考文献:
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Custom-made splint treatment for osteoarthritis of the distal interphalangeal joints.
Ikeda M, Ishii T, Kobayashi Y, Mochida J, Saito I, Oka Y. J Hand Surg Am. 2010 Apr;35(4):589-93.