整形外科・リハビリテーション科|まえだ整形外科・手のクリニック|東京都杉並区にある手外科・整形外科

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整形外科・リハビリテーション科

整形外科・リハビリテーション科|まえだ整形外科・手のクリニック|東京都杉並区にある手外科・整形外科

当クリニックでは「エコー装置を積極的に用いた診療」「麻酔科での経験を活かしたブロック治療」「理学療法士によるリハビリテーション」の3つを軸として診療しています。

整形外科専門医として、手肘以外の整形外科疾患全般にも対応いたします。

エコー装置を積極的に用いた診療

エコー検査は内科や産婦人科で行われることが多いですが、機器の発達にともない、近年整形外科でも用いられるようになってきました。
エコー検査のメリットとして、

  • レントゲン・CTと異なり被爆しない。
  • 診察室で行えるので、その場で結果がわかる。
  • 動きが見える。
  • ブロック注射を行う際、エコーを見ながら行うことで、血管や肺などを傷つけるリスクを減らせる。

などがあり、エコーは”整形外科医にとっての聴診器”であると考えています。当クリニックでは、エコー装置を診察室に常備しており、診断・治療に多く用いています。

しかし、エコーは何でもわかる魔法の器械ではありません。骨の中はわかりませんし、一度に見ることの出来る範囲が限られるので、広い範囲の位置関係を把握することは困難です。

あくまでも画像ですので、それを見てしっかりした診断をつけるには、整形外科疾患と解剖の知識・経験が十分に必要です。
※医師以外がエコー画像を見て診断するのは、医師法違反です。

各種ブロック治療

院長は、麻酔科医として大学病院に勤務していた際、ペインクリニック業務にも関わっていました。整形外科医となった後も、ペインクリニックでの経験を生かし、積極的にブロック治療を診療に取り入れてまいりました。

近年ではエコー装置の性能が向上し、技術的には、より細かい神経、よりピンポイントでのブロック治療が可能となっていますし、いままで不明な点が多かった肩こりや腰痛の病態の解明も進んできています。今後ブロック治療の役割は、整形外科診療の中で、より大きくなっていくものと考えています。

ブロック治療というと、一般的には局所麻酔薬を使用するものを指しますが、最近では生理食塩水を用いた”ハイドロリリース(筋膜リリース)”が話題となっています。

特に肩こりや腰痛に有効なことが多く、筋肉と筋肉の間や神経のまわりに生理食塩水を注入することで、痛みが緩和する方が多くいらっしゃいます。
当クリニックでも、エコーガイド下にハイドロリリースを行っています。

なぜ効果があるのかは、いまだ不明な点は多いですし、残念ながらすべての方にハイドロリリースの効果があるわけではありません。しかし、エコーを見ながら行い、生理食塩水を使用しますので安全ですから、肩こりや腰痛などに長年悩まされている方は、試してみても良いのではないでしょうか。

※当クリニックでは、エコーで筋膜の状態を評価することは行っておりません。

理学療法士によるリハビリテーション

リハビリテーション室

当クリニックでは、常勤理学療法士が在籍しており、運動器リハビリテーションを提供しています(予約制)。
リハビリでは、患者様の状態をまず評価させていただき、それに合わせた適切なメニュー(関節可動域訓練、筋力訓練、ストレッチなど)を組み、出来るだけ痛みが出ないよう進めていきます。

クリニックで行えるリハビリの時間は限られていますので、患者様ご自身で行っていただく運動が非常に重要となります。リハビリの都度、理学療法士が回復状況を評価し、ご自身で行っていただける運動メニューをお知らせしますので、是非ご自宅でも行ってくださいますよう、お願いいたします。

理学療法士による運動器リハビリテーションとは別に、各種機器による物理療法も行っています。当クリニックには、牽引装置や干渉波治療器等を備え付けてあります。
これらは、単独での治療効果は必ずしも高くない場合もあり、あくまでも補助的な治療という位置づけです。

※当クリニックでは、マッサージや鍼灸はおこなっておりません。また、あん摩・マッサージ、はり・きゅうに関する療養同意書も、特別な事情がない限り記載しておりません。

当クリニックでの治療方法のご紹介