エコー検査は内科や産婦人科で行われることが多いですが、機器の発達にともない、近年整形外科でも用いられるようになってきました。
エコー検査のメリットとして、
- レントゲン・CTと異なり被爆しない。
- 診察室で行えるので、その場で結果がわかる。
- 動きが見える。
- ブロック注射を行う際、エコーを見ながら行うことで、血管や肺などを傷つけるリスクを減らせる。
などがあり、エコーは”整形外科医にとっての聴診器”であると考えています。当クリニックでは、エコー装置を診察室に常備しており、診断・治療に多く用いています。
しかし、エコーは何でもわかる魔法の器械ではありません。骨の中はわかりませんし、一度に見ることの出来る範囲が限られるので、広い範囲の位置関係を把握することは困難です。
あくまでも画像ですので、それを見てしっかりした診断をつけるには、整形外科疾患と解剖の知識・経験が十分に必要です。
※医師以外がエコー画像を見て診断するのは、医師法違反です。