手のリハビリ ハンドセラピィって何?
- 2020年5月3日
- ハンドセラピィ
当クリニックでは、手術や注射などの治療だけでなく、手のリハビリであるハンドセラピィに力を入れています。「手のリハビリなんてあるの?」と思われる方が多いかもしれません。
リハビリと聞くと、起き上がったり、歩いたりといった移動に関するものや、スポーツ復帰のためのトレーニングをイメージされる方が多いと思います。
手はサイズは小さいですが、骨・関節・筋肉が集まった運動器官であり、また神経が密集しており、感覚も非常に重要な要素となります。
手は非常に緻密で繊細な構造をしていますので、リハビリには、身体の他の部分とは異なるアプローチが必要です。このリハビリを、専門的知識・技術により行うのがハンドセラピィです。
当クリニックでは、手や肘のリハビリを専門とするハンドセラピスト(作業療法士)が在籍しており(常勤2名、非常勤3名)、様々なリハビリを提供しています(予約制)。
特に力を入れているのが、スプリント(装具)治療です。スプリントには、患部の安静だけでなく、変形の矯正や予防といった機能をもつものもあり、様々な種類があります。
![](https://maeda-seikei.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/960689e1324f0c18e570cb4b4f5cbb41-668x1024.jpg)
![](https://maeda-seikei.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/ed7dd78b8d8d2f4a7dd00ee60abadefe.jpg)
![](https://maeda-seikei.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/c8a2edb354b4a8cb820f5674aa1467bf-629x1024.jpg)
装具というと、義肢装具士が型取りをして作成するものが一般的ですが、当クリニックでは、スプリントもリハビリの一環として考えており、患者さんの手の状態にあわせ、オーダーメイドで作成しています。
治療の経過で手の状態は変化していきますが、リハビリを担当するハンドセラピストが、医師と連携しながら、その都度評価を行い、スプリントの修正や変更がその場で可能であることが利点です。
手術しか方法がないと言われている方も、ハンドセラピィで改善する可能性があります。当クリニックへ一度ご相談ください。
各病気・ケガのハンドセラピィについては、他のブログで紹介していきます。
※当院では月に一度リハビリテーション総合実施計画書を作成しております。患者さん個々の状態、リハビリの実施状況、今後の計画等を記載していきますので、リハビリの際に内容をご確認いただき、ご署名を頂く事となっております。何卒ご協力いただけますよう、お願い申し上げます。
(文責:院長)