こどものばね指 〜強剛母指〜|まえだ整形外科・手のクリニック|東京都杉並区にある手外科・整形外科

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こどものばね指 〜強剛母指〜|まえだ整形外科・手のクリニック|東京都杉並区にある手外科・整形外科

こどものばね指 〜強剛母指〜

指がひっかかったり痛くなるばね指。大人によく見られる手の病気ですが、お子さんにも発生する事があります。大人とは状態や治療が異なります。

子どもにもばね指ってあるの?

あります。

出典:日本手外科学会

多いのは親指で、強剛母指と呼ばれます。大人と違い、腱鞘ではなく腱自体が太くなっているため起こります。生まれつきではないとされていますが、原因は不明です。

ひっかかりはあまりなく、お子さんの親指が伸びなかったり、しこりがあるのに気づいて来院される方が多いです。

5~6歳までは、自然治癒の可能性がありますので、半年から1年ごとに診察しながら様子を見ていきます。小学校入学前までに、指の曲がりが改善しない場合、手術となる場合があります。

親指以外のばね指

親指以外の指も、まれにばね指になります。こちらは自然治癒せず、手術となるケースが多い印象です。大人と違い、腱鞘の切開だけでは再発したり、良くならないことが多いため、腱を一部切除する方法を行うことが多いです。

おかしいなと思ったら、早めに手外科専門医の診察を受けましょう。

(文責:院長)

前田 利雄

記事監修

院長 前田 利雄
(まえだ としお)

  • 昭和大学医学部卒 医学博士
  • 日本手外科学会認定 手外科専門医・指導医