なぜ夜や明け方にしびれが出るの?(手根管症候群)|まえだ整形外科・手のクリニック|東京都杉並区にある手外科・整形外科

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手肘疾患の解説ページ(ブログ)

なぜ夜や明け方にしびれが出るの?(手根管症候群)|まえだ整形外科・手のクリニック|東京都杉並区にある手外科・整形外科

なぜ夜や明け方にしびれが出るの?(手根管症候群)

手がしびれる手根管症候群。しびれは特に夜から明け方に多く、睡眠に支障をきたしてしまう事もあります。なぜこの時間帯に多いのでしょうか?

寝ている間、無意識に手を握り込んでいたり、手くびを折り曲げている可能性があります。

このような姿勢では、神経が通るトンネル内の圧力が高くなり、神経が圧迫され、しびれが出やすくなります。

日中体を起こしている間は、体内の水分は重力の影響で下半身に集まりますが、寝ている時はこの重力の影響がなくなるので、水分が手の方に戻ってくるため、神経がむくみ、しびれが出やすいのです。

寝ている間の手の位置を調節するのは難しいです。そこで、夜間に手くび~指をスプリント(装具)で固定する事により、症状が緩和する場合があります。

手根管症候群スプリント

当クリニックでは、ハンドセラピストが患者さんの手に合わせたスプリントを作成していますので、ご相談ください。

手根管症候群について詳しくはコチラをご覧ください。

(文責:院長)

前田 利雄

記事監修

院長 前田 利雄
(まえだ としお)

  • 昭和大学医学部卒 医学博士
  • 日本手外科学会認定 手外科専門医・指導医