クリニックおすすめ!ヘバーデン結節のテーピング
- 2020年5月1日
- 手のコラム
指の第一関節がはれたり痛むヘバーデン結節。痛みの緩和にテーピングが有効です。クリニックおすすめの簡単なテーピング方法を紹介します。
ヘバーデン結節とは、軟骨がすり減ったり、骨が出っぱってきて、関節が痛む病気です。特に更年期以降の女性に多く発生します。日々の生活や仕事で、関節の痛みに悩まされている方も多いのではないでしょうか?
テーピングすることで、関節の動きが制限されるため、負担がかかりにくくなり、痛みが緩和します。テーピングとひと口に言っても、様々なタイプがあります。最近では、ヘバーデン結節専用のテープも販売されていますが、毎日使用することを考えると、決して安いとは言えない物が多い印象です。
クリニックおすすめのテーピング法
当クリニックでおすすめしているのは、
”ビニールテープ”
です。医療用ではなく、文具店や100円ショップで普通に売っているものです。
”医療用じゃなくて大丈夫?”と思われるかもしれませんが、ビニールテープは粘着力が弱いので、肌に優しいのです。実際、私が以前勤務していた病院では、通常の医療用テープには負けてしまう肌の患者さんに、ガーゼを固定する際などに、ビニールテープを使用していたくらいですから、安全性に問題はないと言ってよいと思います。
他のメリットとして、
耐水性に優れているので、巻いたまま水仕事が出来る
厚みがあるので、関節固定効果が高い
安価
といった点があります。高価なヘバーデン結節用テープは、1ヶ月分で数千円するものもありますが、ビニールテープなら100円で1ヶ月は持つのではないでしょうか。
関節のまわりにグルグル2-3回巻くだけで簡単です。指関節の痛みに悩まれている方、一度お試しになってはいかがでしょうか?
(文責:院長 前田利雄)