足くびを捻挫した! 〜エコー診断のすすめ〜
- 2020年5月5日
- 整形外科
足くびの捻挫は、非常に多く発生するケガです。捻挫というと軽く考えられる方も多いのですが、放置すると繰り返したり、将来的に軟骨がいたんだりする場合もあるので、早めにしっかり治療を受けることが大切です。
捻挫は足くびをささえる靭帯が切れたり伸びたりするケガですので、レントゲンでは異常がないことが多いです。
レントゲンで異常がないから大丈夫!とは言えないのです。
ケガの程度を診断するためには、靭帯の状態を見る必要があります。当クリニックでは、エコー検査で靭帯の損傷程度を診断した上で、適切な治療方法を提案いたします。
エコーは診断だけでなく、実際に靭帯が良くなってきているかどうかも評価が出来ますので、サポーターをいつまで付けるか、スポーツにいつ復帰して良いのかといった判断に役立ちます。
また、お子さんの場合、純粋な靭帯損傷よりも、剥離骨折が圧倒的に多いとされています。
骨折が小さいとレントゲンでわからないことも多く、捻挫だからと簡単な治療で済ましてしまうと、将来的にケガを繰り返す可能性があります。
エコーだと、レントゲンではわからない小さな骨折を見つけることが出来ます。お子さんの剥離骨折の場合、数週間のギプス固定が必要となることがあります。
「きっと捻挫だから」と、様子を見ずに整形外科への受診をオススメいたします。
(文責:院長)